八月の鯨

おはようございます。
昨日は
一日 映画を観て過ごしました。
サスペンスやコメディやアクションなど
色んなものを借りてきたのですが
それを全部観おわって
〆は BSで録画しておいた
「八月の鯨」
八月
小さな島の海沿いで暮らす
年老いた姉妹リビーとセーラ。
その島の入り江には
八月になると鯨が姿を現し
少女の頃から姉妹も
毎年 鯨をみるのが楽しみだった。
リビーは病気のため目が見えなくなり
彼女の世話をしているセーラや
時折訪ねてくる人たちにも
刺々しい言葉を吐き
明るく前向きなセーラは心を痛める。。。
八月3
登場人物は少なく
姉妹をはじめ ほぼ全員高齢です。
なにか大きな事件が起こるわけでもなく
物語の急展開もなく
ほんの一日半の出来事を
淡々と描いたものですが
映像や音楽の美しさが
全編に染み渡ります。
小さな家にある
クラシックな調度品の美しさ、可愛さ。
亡き母の愛した庭の花や
海の美しさも
勿論素晴らしいのですが
出演者たちの 心 尊厳 希望が
しっとりと響いてきます。
八月2
姉リビー役はベティ・デイビス
妹セーラ役はリリアン・ギッシュ
リリアンは撮影当時90歳を超えていて
ベティ・デイビスも80近かったそうです。
そのお歳でも しっかりと演じ切っている
往年の名女優、大スターたちの
競演は見事で感動的でもあり
たかが50を過ぎて「脳がヤバイ」
と苦悩している自分は
まだまだだなぁ・・・と思いました。
観終わったあとに漂う
優しい空気感は
この年齢になったからいいのかもしれない。
若いときに観ていたら
もしかしたら 「退屈」だと感じたかも。。。
ドッカーン!バッターン!と
ドキドキハラハラする映画も楽しいけど
また もう一度観たいと思える
あたたかい映画でした。

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