ハーマンスドルフ農場
午後からは
ミュンヘンから車で30分ほどの
ハーマンスドルフ農場へ。
ドイツ都市部は
殆ど雪がなかったのですが
こちらの方は雪が少しあり
気温も都市部より低かったように感じます。
でも日差しの強さは
春を思わせるような
温かなものでした。
この旅の間は
お天気にも恵まれ
傘をさすこともなく
とても爽やかな青空が多かったです。
農場の子豚さんたち。
豚舎の中や外に
元気に走り回って、追いかけっこして
遊んでいました。
壁のところは
自由に出入り出来るようになっています。
外で豚さんたちの飼育について
詳しくお話しをお聴きしました。
日本では
豚さんたちは
なるべく動かないような環境にして
どんどん食べさせ太らせて
早く大きくさせるそうなのですが
ここは 愛情かけて
ゆっくりと育てます。
子豚同士が遊んだり
空間を行き来できる環境です。
ここで少し
飼育環境について。。。
欧米ではとっくに禁止になっている
妊娠ストールというものがあります。
妊娠ストールとは
食肉用の豚を繁殖するために
飼育される母豚を拘束する
身体がぎりぎり入る大きさの檻を言います。
方向転換をすることも
首を横に向けることも出来ず
足を伸ばして寝ることも出来ません。
彼女らはストレスのため
異常行動を起こしたり
ずっと同じ体勢でいるので
褥瘡が出来たり足腰が弱って
立てなくなったりします。
虐待とも言われるこのストール
禁止になっている欧米とは逆行する形で
日本の養豚では
まだ80%以上が
この飼育環境だそうです。
La Belle Terreのコンセプトのひとつである
アニマルウエルフェアは
こういった環境をやめ
動物たちを「命の目線でみる」
飼育環境を当たり前にしていくよう
活動していきたいと思っています。
農場に戻りまして
ここはハムやサラミ、ソーセージなど
そしてパンやチーズなどを作っておられます。
ト殺されてから4時間以内に
主な加工がされるため
粘着剤などの添加物を使わずに
製品が出来るのだそうです。
パン工房は
修理中でした。
たくさん試食をさせて頂いたのですが
特にハム類は
食べたことのない美味しさでした。
今まで食べていたものと
その違いがひとくちで分かる程
本当に美味しいものでした。
何より
オーガニックの根本的な捉え方の違い
動物たちの命を頂いて生きる
人類の在り方を
考えさせられる農場でした。
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